融資型クラウドファンディングとは

株式投資とは異なる新しい投資の形であるクラウドファンディング。クラウドファンディングは、投資が初めての方でも始めやすい投資です。今回は、クラウドファンディングの中でも、より初心者にオススメしたい「融資型クラウドファンディング」について紹介します。

融資型クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングと一口に言っても、いくつか種類があります。一般的に知られているのは、「購入型」のクラウドファンディングです。購入型は、支援してくれた支援者にリターンとして、物やサービスを提供するシステムです。

一方、融資型クラウドファンディングは、貸付型クラウドファンディングとも呼ばれています。融資型クラウドファンディングは、リターンが物やサービスではなく、金銭です。そのため、投資ではなく資産運用の側面が強いのが特徴です。

融資型クラウドファンディングは、1万円など少額から始められます。一攫千金を狙うのではなく、リターンを得ながらコツコツと利益を得ていくタイプです。

融資型クラウドファンディングを始められるFunvestというサービスがあります。ここは、運営会社の母体である大和証券グループとクレディセゾングループのグループ力によって投資機会を提供しています。出資後は運営会社が資金を運用してくれるため、支援者が自分で運用管理をする必要はありません。

融資型クラウドファンディングの注意点

魅力的な面がたくさんある融資型クラウドファンディングですが、注意点もいくつかあります。

本来なら支援をした会社の運営が順調に行けば、元本は返済され、利益を得ることができます。しかし、この元本は保証されているものではありません。そのため融資先が倒産したり、運営が上手く進まなかった場合は、元本が予定通りに返済されない可能性もあるのです。

また、融資先に提示されている利回りはあくまで予想なので、想定した利回りを下回ってしまう可能性もあります。

リスクのない投資はほぼないため、注意点があるのは融資型に限った話ではありません。投資をする際は、リスクの対策を行ったうえで投資をしましょう。

融資型クラウドファンディングの場合は、一つの案件にたくさんお金を支援するのではなく、分散投資をすることをオススメします。少額で分散して投資をすることで、そのうち一つが元本割れを起こしてしまっても、大きな損失は免れることができます。

利益の予想

融資型クラウドファンディングで利益の予想をする時は、「利回り」を見ます。利回りとは、投資資金の何%のリターンを受けることができるのかどうかを示しています。利回りがどれくらいなのかは、投資先を選ぶ時に記載されています。

融資型クラウドファンディングの場合、利回りが27%の場合が多いです。この利回りは、銀行の利回りよりも圧倒的に高い値です。先ほども話した通り、あくまで予想でしかありませんが、銀行よりも効率的にお金を集めることができます。

投資をする際は、全額つぎ込むのではなく、無理のない範囲で運用をするのが大切です。投資に興味がある方は、始めやすい融資型クラウドファンディングから始めてみてはいかがでしょうか。