クレジットカードの仕組みについて学ぼう

まずは、カード発行会社であるIssuer(イシュアー)がカードの発行を行います。最初にカードを利用したいと申込みを行う方に対して、カード発行会社が審査を行い、合格すればカードを発行します。

次に、カードの利用者がカード加盟店で買い物をします。この時、加盟店は利用されるカードを決済端末に通し、利用可能なカードであるかどうかを確認します。カードに問題が無ければ契約は成立し、利用者に商品を引き渡します。

カード加盟店は、カードの利用伝票を加盟店管理会社であるAcquirer(アクワイアラー)に送付して代金の請求を行います。カード伝票を受けたは、カード加盟店に対して商品代金を支払います。

Acquirerが計算センターへ取引データを送付し、計算センターはIssuerへ請求データとして送付します。計算センターでは、カード利用者の取引履歴をまとめ、Issuerがカード利用者に請求出来るデータとして整理します。

計算センターで整理されたデータを元にIssuerは、カードの利用者に対して商品代金を請求します。一括払いの場合は1回ですが、リボ払いや分割払いの場合は、月々で請求が行なわれます。

請求した商品代金は、Issuerが回収を行います。請求に対しての遅延や延滞に関する対応もIssuerの業務です。

Issuerは、回収した商品代金をAcquirerへ支払います。この時点でAcquirerは、カード加盟店へ立替払いした代金を回収出来る事となります。

カード利用者と関係を持つのは、カード加盟店である購入先のショップと、カード利用者に請求・回収を行うカード発行会社のIssuerだけです。